1/18,1/43等、ミニカーには大きさの目安となる「スケール」があります。子供の頃、よく手に取っていたトミカやHOTWHEELSは1/64というスケールです。1/43や1/18というスケールはトミカと比較すると値段が高いことと、コレクションを目的とした繊細なモデルのため、大人になってから手にすることが多いでしょう。本ページでは、大小様々なミニカーをサイズごとに主要なメーカー、特徴をご説明します。
1/18スケール
参考サイズ目安:25〜30cm
主要メーカー:AUTOart(オートアート)、京商(KYOSHO)、ミニチャンプス(minichamps)など
現在世界的なビックスケールのベーシックサイズです。
数多くのメーカー、豊富な車種ラインナップからお選び頂けます。
一昔前はフルギミックダイキャストが主流でしたが、近年はダイキャスト素材、人件費の高騰からレジンやABSなどの樹脂素材を用いたモデルにシフトしております。
ソリド(SOLIDO)、ノレブ(NOREV)、KKスケール(KK scale)などリーズナブルなモデルも存在します。
ソリド等は比較的安価なダイキャストモデルでありながら稼働ギミックがオミットされております。
1/43スケール
参考サイズ目安:10〜12cm
主要メーカー:Spark(スパーク)、エブロ(EBBRO)、ミニチャンプス(minichamps)など
90年代〜2000年代中盤までベーシックであったスケール。
徐々にコレクターの関心は1/64スケールに流れ、現在は下火となっております。
中古相場も落ち着いておりますので、今なら古いモデルをリーズナブルに手に入れることができるかもしれません。
開封して飾るというよりも箱から出さずに台座、外箱と共に飾るのが一般的です。
スパークやメイクアップなど、今でもファンの多いメーカーも存在します。
1/64、3インチミニカー
参考サイズ目安:7〜8cm
主要メーカー:MINI GT(ミニジーティー)、inno(イノー)、ターマックワークス(TARMAC WORKS)など
ミニカー黎明期から今現在まで永い人気を誇ります。
スケール表記はありませんが、3インチサイズと呼ばれるトミカ、ホットウィールなどのおもちゃも1/64スケールに属します。
近年は技術力の向上により精密なモデルも作られるようになりました。
特にレーシングカーの細かいデカール表現などは印刷技術の向上が見て取れます。
小さいサイズで保管場所に困らない、比較的安価で集められるスケールのため多くのコレクターに愛されています。
その他スケール
・1/6、1/8スケール
参考サイズ目安:50〜60cm
車の場合はデアゴスティーニやアシェットなどの組み立てモデル、オートバイの場合はミニチャンプスの一部モデルが該当します。
かなりの存在感があり、展示には相当なスペースを要します。
Aamalgamという受注を受けてから職人が一つ一つ手作業でつくるモデルも存在します。
Aamalgamのモデルは1台100万円を超えており、現役時代のシューマッハも自身の乗ったマシンを収集しておりました。
・1/12スケール
参考サイズ目安:35〜40cm
オートアートや京商、ミニチャンプスなどの主要メーカーからもラインナップされております。
なお、オートバイはこのスケールが基本となります。
感覚的に1/18スケールの1.5倍ほどあり、一般家庭でこのスケールを支流に集めていくというのはなかなか難しいかと思います。
車種のラインナップもそこまで充実しておりませんので、お気に入りの数台を目玉として展示するというのをおすすめ致します。
メーカーにもよりますが、総パーツ自体は1/18スケールと大きく変わらない場合が多く、精密感に関しては同程度とお考え下さい。
・1/24スケール
参考サイズ:18〜21cm
タミヤやアオシマのプラモデルでの一般的なサイズになります。
マスターワークというシリーズでタミヤが完成品をリリースしていたこともありました。
・1/32スケール
参考サイズ:14〜15cm
スロットカーでの一般的なサイズになります。
走らせて楽しむことはもちろん、作りこみもしっかりしておりますので、展示用として集めているコレクターの方も存在します。
・1/87スケール
参考サイズ:約5cm
マイクロスケールとも呼ばれ、主に鉄道模型と合わせたサイズになります。
一般的に素材にはプラが用いられております。
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